CLF-C02 クラウドプラクティショナー

AWS CLF-C02 で AWS CloudTrail はどう問われるか

AWS CloudTrail が正解になる問題 4問
例題 3問 収録
最頻出: 第 2 分野: セキュリティとコンプライアンス

CLF-C02 (クラウドプラクティショナー) の練習問題のうち 4 問で AWS CloudTrail が正解になります。出題はすべて第 2 分野: セキュリティとコンプライアンス (4問) からです。タスク単位では「タスク 2.2 AWS クラウドセキュリティ・ガバナンス・コンプライアンスの概念を理解する」が 4 問と中心で、ここが AWS CloudTrail を学ぶうえで最優先の論点です。誤答の選択肢としては Amazon CloudWatch、AWS Config、AWS Trusted Advisor が併記されやすく、これらとの役割の違いを説明できるかどうかが正誤の分かれ目になります。

AWS CloudTrail の出題分野の内訳

分野別

第 2 分野: セキュリティとコンプライアンス

4


タスク別(AWS 公式 Exam Guide のタスクステートメント)

タスク 2.2 AWS クラウドセキュリティ・ガバナンス・コンプライアンスの概念を理解する

4

AWS CloudTrail の例題 3問(クリックで即採点)

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例題 1
単一選択
難易度: やさしい

アカウント内 API アクティビティの記録と追跡

本番アカウントで実行された操作について、どの IAM プリンシパルがいつどの送信元 IP アドレスからどの API を呼び出したかを追跡し、記録を数年分保持して後から調査できるようにしたいです。リソース削除の実行者も特定できる必要があります。適切な AWS サービスはどれですか。

解説を読む(正解: A)

監査やインシデント調査では「誰が、いつ、どこから、どのリソースに対して、どの操作を実行したか」を後から追跡できることが不可欠です。AWS CloudTrail はアカウント内で発生した API 呼び出しを記録するサービスで、マネジメントコンソール、AWS CLI、SDK のいずれからの操作であってもイベントとして捕捉し、送信元 IP アドレス、実行したプリンシパル、リクエストパラメータ、発生時刻を含むログを残します。証跡 (Trail) を作成すれば Amazon S3 バケットへ継続的にログを配信して長期保存でき、CloudWatch Logs との連携や Amazon Athena による検索も可能になるため、設問の「削除操作を含むすべての API アクティビティの記録、数年分の保持、事後調査」という要件を満たします。Amazon CloudWatch は CPU 使用率などのメトリクスやアプリケーションログを収集して監視とアラームを行うサービスであり、API 呼び出しの証跡そのものを生成するわけではありません。AWS Config はリソースの構成項目とその変更履歴を記録して準拠状態を評価するサービスで、構成変更を伴わない読み取り系を含めた全 API 呼び出しの履歴を残す用途には対応しません。AWS Systems Manager はインスタンスの運用管理、パッチ適用、パラメータ管理などを行うサービスで、アカウント全体の API 監査ログを提供するものではありません。

この問題の出典(AWS 公式ドキュメント)

例題 2
単一選択
難易度: やさしい

S3 上の機密データを持ち出した実行者の特定

Amazon S3 バケットの機密オブジェクトが大量にダウンロードされた形跡が見つかりました。どの IAM ユーザーまたはロールが、いつ、どの送信元 IP アドレスから API を呼び出したのかを事後的に追跡する必要があります。この調査に最も適した AWS サービスはどれですか。

解説を読む(正解: B)

AWS アカウント内で誰が何をしたかを後から追跡できるようにするための監査基盤が AWS CloudTrail です。CloudTrail は、AWS マネジメントコンソール、AWS CLI、AWS SDK、API のいずれから実行されたアクションであっても、呼び出したプリンシパル (IAM ユーザーやロール)、発生時刻、送信元 IP アドレス、リクエストパラメータ、応答要素をイベントとして記録します。S3 のオブジェクト単位の読み取り操作はデータイベントに分類されるため、対象バケットに対してデータイベントの記録を有効化しておけば、GetObject を誰がいつ実行したかを特定でき、本設問の要件を満たします。Amazon CloudWatch は CPU 使用率やリクエスト数といったメトリクスとログを収集して可視化・アラーム発報を行うモニタリングサービスであり、個々の API 呼び出しの実行者を記録する仕組みではありません。AWS Config はリソースの構成変更を記録し準拠状況を評価するサービスで、バケットの設定変更は追えてもオブジェクトのダウンロード操作は追跡できません。AWS Infrastructure Event Management (IEM) は大規模セールや製品ローンチなど予定されたイベントに向けてアーキテクチャとスケーリングの助言や当日の運用支援を提供するサポート提供物であり、ログ監査の機能ではありません。

例題 3
単一選択
難易度: やさしい

API 呼び出し履歴からの操作者特定

Amazon EC2 インスタンスが予定外に終了しました。どの IAM プリンシパルがどの送信元 IP からいつ TerminateInstances を呼び出したかを、追加設定なしで既定の過去 90 日分の記録から特定したいと考えています。最初に確認すべきものはどれですか。

解説を読む(正解: A)

AWS CloudTrail は AWS アカウント内で発行されたすべての API 呼び出しを記録するガバナンス・監査サービスで、各イベントに「誰が (IAM プリンシパル)」「いつ (タイムスタンプ)」「どこから (送信元 IP アドレスとユーザーエージェント)」「何に対して (リソースとパラメータ)」操作したかが含まれます。CloudTrail のイベント履歴は追加設定なしに既定で有効で、直近 90 日間の管理イベントをコンソールや CLI から検索でき、それ以上の長期保存が必要な場合は証跡 (trail) を作成して S3 に配信します。本シナリオが求めているのは操作者・送信元・時刻の特定であり、まさに CloudTrail の役割なので A が正解です。B の Amazon CloudWatch はメトリクスやログを収集してモニタリングとアラームを提供しますが、CPU 使用率のグラフからはインスタンスが停止した時刻の推測はできても、誰が API を呼んだかという主体の情報は得られません。C の AWS Config はリソース構成の変更履歴を記録しルールで準拠状態を評価するサービスで、構成が変わった事実は分かりますが、監査証跡として操作者を一次的に示すのは CloudTrail です。D の AWS Trusted Advisor は MFA 未設定や公開されたセキュリティグループなどのベストプラクティス違反を横断チェックする助言サービスであり、過去の個別 API 呼び出しの追跡には使えません。

この問題の出典(AWS 公式ドキュメント)

AWS CloudTrail とよく混同されるサービス

AWS CloudTrail が答えの問題で、誤答の選択肢として並ぶサービス

CLF-C02 の問題プールを実際に集計した結果です。ここに並ぶサービスとの違いを言葉で説明できるようになると、AWS CloudTrail 系の問題を取りこぼしにくくなります。

Amazon CloudWatch

3回

AWS Config

2回

AWS Systems Manager

1回

AWS CloudTrail の公式ドキュメント

本ページの内容は以下の AWS 公式ドキュメントに基づいています。

CLF-C02 の関連論点

AWS WAF

5問

AWS Trusted Advisor

4問

AWS Artifact

4問

Amazon GuardDuty

4問

AWS CloudHSM

4問

Amazon CloudWatch

4問

AWS Organizations

4問

AWS IAM Identity Center

3問

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