CLF-C02 クラウドプラクティショナー

AWS CLF-C02 で AWS WAF はどう問われるか

AWS WAF が正解になる問題 5問
例題 3問 収録
最頻出: 第 2 分野: セキュリティとコンプライアンス

CLF-C02 (クラウドプラクティショナー) の練習問題のうち 5 問で AWS WAF が正解になります。出題はすべて第 2 分野: セキュリティとコンプライアンス (5問) からです。タスク単位では「タスク 2.4 セキュリティのコンポーネントとリソースを特定する」が 5 問と中心で、ここが AWS WAF を学ぶうえで最優先の論点です。誤答の選択肢としては Amazon GuardDuty、AWS Shield Advanced、AWS Shield Standard が併記されやすく、これらとの役割の違いを説明できるかどうかが正誤の分かれ目になります。

AWS WAF の出題分野の内訳

分野別

第 2 分野: セキュリティとコンプライアンス

5


タスク別(AWS 公式 Exam Guide のタスクステートメント)

タスク 2.4 セキュリティのコンポーネントとリソースを特定する

5

AWS WAF の例題 3問(クリックで即採点)

選択肢をタップするとその場で正誤が分かります。ログインもページ移動も不要です。

例題 1
単一選択
難易度: やさしい

地理的条件によるアクセス遮断の実装

Amazon CloudFront 経由でコンテンツを配信している企業が、ライセンス契約により特定の 3 か国からのリクエストを必ず遮断する必要に迫られました。アプリケーションのコードを改修せずにこの地理的制限を実現するために利用すべき AWS サービスはどれですか。

解説を読む(正解: C)

Web アプリケーションに対する HTTP/HTTPS リクエストを、内容や送信元の属性に基づいて許可・拒否するための AWS のサービスが AWS WAF です。AWS WAF では Web ACL にルールを並べ、その中の地理的一致(geo match)ルールステートメントで送信元 IP から判定された国コードを条件にできるため、特定国からのリクエストだけをブロックできます。Web ACL は CloudFront ディストリビューション、Application Load Balancer、API Gateway などに関連付けて動作するので、アプリケーションコードを一切変更せずにエッジ側で遮断でき、ライセンス上の地理的制限という本シナリオの要件を満たします。よって C が正解です。A の AWS Shield は DDoS 攻撃からの保護に特化したサービスで、Advanced でも「この国からのアクセスは拒否する」といった業務要件ベースのフィルタリングは行えません。B の Amazon GuardDuty は CloudTrail や VPC フローログなどを解析して脅威を検出する検出専用サービスであり、リクエストをインラインでブロックする機能を持ちません。D の AWS Firewall Manager は AWS Organizations 配下の複数アカウントに対して AWS WAF やセキュリティグループのルールを一元配布・監査する管理サービスであり、それ自体が遮断エンジンではなく、実際のブロックは配布先の AWS WAF が担います。

この問題の出典(AWS 公式ドキュメント)

例題 2
単一選択
難易度: 標準

レイヤー 7 の攻撃からアプリケーションを保護する

ALB の背後の API が、SQL インジェクションやクロスサイトスクリプティングの試行と、特定の送信元からの大量リクエストを受けています。既定の AWS Shield Standard に加えて、HTTP リクエストの中身を検査して遮断するために追加すべき対策はどれですか。

解説を読む(正解: A)

AWS WAF は、CloudFront、Application Load Balancer、API Gateway、AppSync などの前段に配置される Web アプリケーションファイアウォールで、HTTP/HTTPS リクエストの URI、ヘッダー、クエリ文字列、ボディといったレイヤー 7 の中身を検査してルールに基づき許可・ブロック・カウントを行います。SQL インジェクションやクロスサイトスクリプティングに対しては AWS マネージドルールグループを適用でき、短時間に大量のリクエストを送る送信元に対してはレートベースルールで自動的に閾値超過をブロックできます。設問の要件を過不足なく満たすため A が正解です。B は誤りで、AWS Shield Standard も Advanced も主眼はネットワーク層・トランスポート層を中心とした DDoS 攻撃の緩和であり、SQL インジェクションのような不正なリクエスト内容をシグネチャで自動判定して遮断する機能ではありません。Shield Advanced では AWS WAF の利用料が含まれますが、実際に L7 の攻撃パターンを遮断するにはやはり WAF のルール設定が必要になります。C も誤りで、Amazon GuardDuty は CloudTrail、VPC フローログ、DNS ログなどを解析して脅威を検出する検出専用サービスであり、通信をインラインで遮断する機能は持ちません。D は送信元 IP とポートという L3/L4 の情報しか扱えず、正規のポート 443 経由で送られてくる不正なペイロードを判別できないため、要件を満たしません。

この問題の出典(AWS 公式ドキュメント)

例題 3
単一選択
難易度: 標準

SQL インジェクションと大量リクエストへの対処

Application Load Balancer で公開している API に対して、SQL インジェクションと単一 IP アドレスからの大量リクエストの両方を防ぎたいと考えています。利用すべきサービスと機能はどれですか。

解説を読む(正解: A)

AWS WAF は、Amazon CloudFront、Application Load Balancer、Amazon API Gateway などの前段に配置してレイヤー 7 の HTTP/HTTPS リクエストを検査する Web アプリケーションファイアウォールです。Web ACL にルールを追加して動作を定義し、AWS マネージドルールでは SQL インジェクションやクロスサイトスクリプティング、既知の不正な入力といった代表的な攻撃パターンを AWS が管理するシグネチャで遮断できます。加えてレートベースルールを使うと、指定した時間枠内に定めたしきい値を超えたリクエストを送る送信元 IP アドレスを自動的にブロックできるため、HTTP フラッドやブルートフォースの緩和にも有効です。1 つの Web ACL で両方の要件を満たせることから、A が正解です。B の AWS Shield Standard はネットワーク層とトランスポート層の DDoS を緩和するもので、リクエストの中身を解析して SQL インジェクションを判定することはできません。C のネットワーク ACL はサブネット境界で IP アドレスやポートを基準に許可・拒否を行う仕組みであり、HTTP ペイロードの検査はできず、攻撃元 IP を手動で登録し続ける運用も現実的ではありません。D の Amazon GuardDuty は脅威を検出して結果 (findings) を出力する検出専用サービスであり、トラフィックを遮断するブロックルールという機能は持っていません。

この問題の出典(AWS 公式ドキュメント)

AWS WAF とよく混同されるサービス

AWS WAF が答えの問題で、誤答の選択肢として並ぶサービス

CLF-C02 の問題プールを実際に集計した結果です。ここに並ぶサービスとの違いを言葉で説明できるようになると、AWS WAF 系の問題を取りこぼしにくくなります。

Amazon GuardDuty

4回

AWS Shield Advanced

2回

AWS Shield Standard

2回

Amazon Inspector

1回

Amazon Macie

1回

AWS WAF の公式ドキュメント

本ページの内容は以下の AWS 公式ドキュメントに基づいています。

CLF-C02 の関連論点

AWS Trusted Advisor

4問

AWS Artifact

4問

Amazon GuardDuty

4問

AWS CloudTrail

4問

AWS CloudHSM

4問

Amazon CloudWatch

4問

AWS Organizations

4問

AWS IAM Identity Center

3問

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