SAA-C03 ソリューションアーキテクト アソシエイト

AWS SAA-C03 で Amazon Data Lifecycle Manager はどう問われるか

Amazon Data Lifecycle Manager が正解になる問題 3問
例題 3問 収録
最頻出: 第 1 分野: セキュアなアーキテクチャの設計

SAA-C03 (ソリューションアーキテクト アソシエイト) の練習問題のうち 3 問で Amazon Data Lifecycle Manager が正解になります。最も多いのは第 1 分野: セキュアなアーキテクチャの設計 (1問) で、次いで第 4 分野: コストを最適化したアーキテクチャの設計 (1問) です。ほかに 第 2 分野: 弾力性に優れたアーキテクチャの設計 (1問) からも問われます。タスク単位では「タスク 1.3 適切なデータセキュリティ管理を判断する」が 1 問と中心で、ここが Amazon Data Lifecycle Manager を学ぶうえで最優先の論点です。誤答の選択肢としては Amazon S3、AWS KMS、Amazon Route 53 が併記されやすく、これらとの役割の違いを説明できるかどうかが正誤の分かれ目になります。

Amazon Data Lifecycle Manager の出題分野の内訳

分野別

第 1 分野: セキュアなアーキテクチャの設計

1

第 4 分野: コストを最適化したアーキテクチャの設計

1

第 2 分野: 弾力性に優れたアーキテクチャの設計

1


タスク別(AWS 公式 Exam Guide のタスクステートメント)

タスク 1.3 適切なデータセキュリティ管理を判断する

1

タスク 4.1 コストを最適化したストレージソリューションを設計する

1

タスク 2.2 高可用性および/または耐障害性のあるアーキテクチャを設計する

1

Amazon Data Lifecycle Manager の例題 3問(クリックで即採点)

選択肢をタップするとその場で正誤が分かります。ログインもページ移動も不要です。

例題 1
単一選択
難易度: やさしい

EBS ボリュームのバックアップ自動化

医療機器メーカーが、検査データを扱う社内システムを Amazon EC2 上で運用しており、業務データは gp3 タイプの Amazon EBS ボリュームに保存されています。社内のデータ保護規程により、ボリューム全体のバックアップを毎日 1 回取得し、30 日間保持したうえで古い世代を自動的に削除する運用が必須となりました。運用担当者の手作業をなくし、バックアップ用のサーバーや独自スクリプトの保守も避けたいと考えています。この要件を満たす方法を 1 つ選択してください。

解説を読む(正解: B)

Amazon Data Lifecycle Manager (DLM) は、EBS スナップショットや EBS-Backed AMI の作成・保持・削除をポリシーで自動化するマネージド機能です。対象ボリュームを識別するタグ、取得間隔、開始時刻、保持世代数または保持日数を定義するだけで、スケジュールに沿ったスナップショット取得と、期限を過ぎた世代の自動削除まで AWS 側が実行します。バックアップ専用のサーバーやスケジューラ、独自スクリプトを保守する必要がないため、本シナリオの「毎日 1 回取得して 30 日保持、人手を介さない」という要件を満たす選択肢 B が最適です。選択肢 A の OS ミラーリングは書き込みを同時に複製して可用性を高める仕組みにすぎず、誤削除やアプリケーションによるデータ破損もそのまま複製されるため、任意の時点へ戻せるバックアップの代替にはなりません。選択肢 C のような「EBS の自動バックアップを有効化する」設定項目は存在せず、EBS のバックアップはスナップショットを DLM または AWS Backup で管理するのが正しい方法です。選択肢 D はファイル単位のコピーであり、ボリューム全体の整合性のある時点イメージを取得できないうえ、cron スクリプトと EC2 インスタンスの保守という運用負荷が残るため要件に反します。

この問題の出典(AWS 公式ドキュメント)

例題 2
単一選択
難易度: 標準

EBS ボリュームのコスト最適なバックアップ

中小企業向けの会計 SaaS を運営する企業では、アプリケーションサーバーの EC2 インスタンスに gp3 タイプの EBS ボリュームを接続し、顧客の仕訳データを保存しています。データ消失は事業継続上決して許されない最重要要件ですが、同社はスタートアップであり、次いで重要な要件としてコスト効率も求められています。要件を満たす最も適切な EBS バックアップ方式を 1 つ選択してください。

解説を読む(正解: D)

EBS スナップショットは Amazon S3 上に保管される増分バックアップであり、2 回目以降のスナップショットでは前回から変更されたブロックだけが新たに保存されます。そのため世代を重ねても課金対象となる容量の増加は緩やかで、ボリューム全体を毎回コピーする方式に比べて大幅に安価です。Amazon Data Lifecycle Manager を使えば、取得スケジュールと保持世代数をポリシーとして定義でき、古いスナップショットの自動削除まで含めて運用を自動化できるため、人手を介さずコストの上限もコントロールできます。復元時は任意のスナップショットから新しいボリュームを作成でき、別アベイラビリティーゾーンやリージョンへのコピーにも対応します。B は誤りです。暗号化はデータの機密性を守る仕組みであって、誤削除やボリューム障害からの復旧手段にはならず、バックアップの代替にはなりません。C も誤りです。フルサイズのボリュームを常時確保して毎晩全量コピーする方式は、保存容量が常に 2 倍かかるうえ増分にならないためコスト効率が悪く、スクリプトの運用負荷も残ります。A も誤りです。インスタンスストアはホストに直結した一時的なストレージで、インスタンスの停止や終了、基盤ホストの障害でデータが失われるため、最重要要件であるデータ保護をまったく満たしません。

この問題の出典(AWS 公式ドキュメント)

例題 3
単一選択
難易度: 標準

EBS のクロスリージョン DR をコスト効率よく実現する

損害保険会社が、契約データを処理する基幹バッチを Amazon EC2 インスタンス上で稼働させており、データは汎用 SSD (gp3) の Amazon EBS ボリュームに保存されています。事業継続計画では、リージョン規模の障害に備えてすべてのデータを別リージョンにも保持し、災害時にはそこから復旧できることが求められています。目標復旧時点 (RPO) は 24 時間で、平常時に発生するコストは可能な限り抑える必要があります。この要件を満たす最もコスト効率の高いソリューションはどれですか。

解説を読む(正解: C)

Amazon EBS ボリュームは特定のアベイラビリティーゾーンに閉じたブロックストレージであるため、リージョン規模の障害に備えるにはスナップショットを別リージョンへ複製する必要があります。EBS スナップショットは増分バックアップとして Amazon S3 のマネージド領域に保存されるので、待機環境を常時起動しておく構成に比べてはるかに安価であり、RPO が 24 時間という比較的緩やかな要件にはこの方式が最適です。Amazon Data Lifecycle Manager (DLM) を使うと、タグを条件とした日次スナップショットの自動取得、別リージョンへの自動コピー、保持世代を超えた古いスナップショットの自動削除までをポリシーとして宣言でき、独自のスクリプトやスケジューラーを運用する必要がありません。したがって DLM のポリシーでクロスリージョンコピーを設定する選択肢が正解です。別リージョンに同一構成を常時起動する案は復旧時間こそ短くなりますが、EC2 と EBS の料金が二重に発生するため平常時コストを抑えるという要件に反します。EBS にリージョンをまたいでボリュームを同期するミラーリング機能は存在しないため、この選択肢は実現できません。EBS ボリュームを S3 バケットとしてマウントするという構成も、ブロックストレージとオブジェクトストレージを取り違えたものであり成立しません。

この問題の出典(AWS 公式ドキュメント)

Amazon Data Lifecycle Manager とよく混同されるサービス

Amazon Data Lifecycle Manager が答えの問題で、誤答の選択肢として並ぶサービス

SAA-C03 の問題プールを実際に集計した結果です。ここに並ぶサービスとの違いを言葉で説明できるようになると、Amazon Data Lifecycle Manager 系の問題を取りこぼしにくくなります。

Amazon S3

1回

Amazon Data Lifecycle Manager の公式ドキュメント

本ページの内容は以下の AWS 公式ドキュメントに基づいています。

SAA-C03 の関連論点

Amazon S3

9問

AWS KMS

7問

Amazon CloudWatch Logs

4問

AWS Secrets Manager

3問

AWS Certificate Manager

3問

AWS IAM Identity Center

3問

AWS WAF

3問

SAA-C03 のサービス別 論点一覧をすべて見る

SAA-C03 の練習問題をすべて解く

Amazon Data Lifecycle Manager を含む全分野の練習問題と本番形式の模擬試験を、日本語の解説つきで収録しています。

練習問題を始める