SAA-C03 ソリューションアーキテクト アソシエイト

AWS SAA-C03 で Amazon S3 はどう問われるか

Amazon S3 が正解になる問題 9問
例題 3問 収録
最頻出: 第 1 分野: セキュアなアーキテクチャの設計

SAA-C03 (ソリューションアーキテクト アソシエイト) の練習問題のうち 9 問で Amazon S3 が正解になります。最も多いのは第 1 分野: セキュアなアーキテクチャの設計 (4問) で、次いで第 3 分野: 高パフォーマンスなアーキテクチャの設計 (3問) です。ほかに 第 2 分野: 弾力性に優れたアーキテクチャの設計 (1問)、第 4 分野: コストを最適化したアーキテクチャの設計 (1問) からも問われます。タスク単位では「タスク 1.2 セキュアなワークロードとアプリケーションを設計する」が 2 問と中心で、ここが Amazon S3 を学ぶうえで最優先の論点です。誤答の選択肢としては Amazon Athena、AWS Lambda、AWS Config が併記されやすく、これらとの役割の違いを説明できるかどうかが正誤の分かれ目になります。

Amazon S3 の出題分野の内訳

分野別

第 1 分野: セキュアなアーキテクチャの設計

4

第 3 分野: 高パフォーマンスなアーキテクチャの設計

3

第 2 分野: 弾力性に優れたアーキテクチャの設計

1

第 4 分野: コストを最適化したアーキテクチャの設計

1


タスク別(AWS 公式 Exam Guide のタスクステートメント)

タスク 1.2 セキュアなワークロードとアプリケーションを設計する

2

タスク 3.5 高パフォーマンスなデータ取り込みと変換のソリューションを選択する

2

タスク 1.3 適切なデータセキュリティ管理を判断する

2

Amazon S3 の例題 3問(クリックで即採点)

選択肢をタップするとその場で正誤が分かります。ログインもページ移動も不要です。

例題 1
単一選択
難易度: 難しい

TLS 証明書の安全な管理と保管データの暗号化

保険金請求の査定を行う企業が、Windows Server ベースのコンテナアプリケーションを Amazon ECS クラスターで稼働させています。このアプリケーションは外部の与信情報プロバイダの API からデータを取得する際に、クライアント TLS 証明書を提示して通信を暗号化する必要があります。また、取得したデータは高い耐久性を持つストレージに暗号化して保存しなければなりません。証明書はプロバイダの規約により定期的に更新する必要があります。運用上のオーバーヘッドを最小限に抑えて、これらの要件を満たす構成はどれですか。

解説を読む(正解: D)

TLS 通信に用いるクライアント証明書や秘密鍵をコンテナイメージやインスタンスのディスクに直接埋め込むと、更新のたびにイメージの再ビルドや配布作業が必要になり、有効期限の管理も人手に依存してしまいます。AWS Secrets Manager は AWS KMS で暗号化した状態でシークレットを保持し、IAM で取得権限を制御でき、ローテーションを自動化できるマネージドサービスです。D では ECS タスクロールに付与した権限で実行時に証明書を取得するため、イメージへの埋め込みが不要になります。保存データは SSE-KMS で暗号化した Amazon S3 に置き、IAM ポリシーでアクセスを制御することで、高い耐久性と保管中の暗号化という要件も同時に満たせます。結果として、転送中と保管中の双方の暗号化要件を最小の運用負荷で実現できます。A の App Mesh はメッシュ内のサービス間通信を制御する仕組みであり、外部のサードパーティ API への接続を保護する用途には合わず、サイドカーの導入や証明書配布の運用負荷も増えます。B は暗号化処理を自前のライブラリで実装するもので、鍵管理と保守の負担が最も大きく、Lambda 関数を S3 に保存するという記述も要件と噛み合いません。C は証明書をインスタンスのローカルディスクに置く前提であり、更新や配布を手作業で行うことになるため、運用オーバーヘッドが最小とは言えません。

この問題の出典(AWS 公式ドキュメント)

例題 2
単一選択
難易度: 標準

ニアリアルタイムなログ収集・変換・分析基盤の選択

全国のスキー場に設置した約80台の気象観測ゲートウェイが、積雪量と風速のログを絶え間なく送信しています。運用チームは、流れ込むログを継続的に受け取り、おおむね60秒間隔でまとめてオブジェクトストレージに書き出したいと考えています。書き出す前にタイムスタンプの正規化と観測地点マスタの付与という変換処理を挟む必要があり、蓄積されたファイルに対しては後からアドホックな SQL 集計を実行したいという要望もあります。ゲートウェイは今後300台規模まで増える見込みで、サーバーの管理はできる限り避けたいという方針です。 この要件を満たす最も適切な構成はどれですか。

解説を読む(正解: C)

Amazon Data Firehose (旧称 Amazon Kinesis Data Firehose) は、ストリーミングデータを受け取ってバッファリングし、Amazon S3 などの宛先へ自動的に配信するフルマネージドサービスです。配信ストリームにはバッファサイズとバッファ間隔を設定でき、間隔は最短60秒まで短縮できるため「約1分ごとにまとめて書き出したい」という要件にそのまま合致します。さらに Firehose にはレコード変換機能があり、指定した Lambda 関数を Firehose 側が自動的に呼び出して整形やマスタ情報の付与を行えるほか、JSON から Parquet への形式変換もサポートします。S3 に置かれたファイルは Amazon Athena がサーバーレスで直接 SQL クエリできるため、インスタンスを一切運用せずに収集から分析までを完結でき、ゲートウェイが300台に増えても Firehose 側が自動的にスケールします。したがって選択肢 C が最適です。選択肢 A はスケジュール起動のポーリング型であり、継続的に流れてくるログをニアリアルタイムに取り込めず、台数の増加に応じて取得ロジックとエラー処理の運用負荷が跳ね上がります。選択肢 D は Kinesis Data Streams 自体は妥当ですが、コンシューマーを EC2 で自作・運用する手間がかかり方針に反するうえ、Athena は DynamoDB テーブルを標準では直接クエリできません (別途フェデレーテッドクエリ用コネクタの構築が必要です)。選択肢 B は Amazon EBS が単一インスタンスにアタッチするブロックストレージであり、Athena がその上のファイルをクエリすることはできないため、分析基盤の保存先として成立しません。

例題 3
単一選択
難易度: やさしい

踏み台ホストを廃止したセキュアな運用アクセス

医療機関向けに電子カルテ SaaS を提供する企業が、プライベートサブネット上の Amazon Linux インスタンス群を運用しています。現在は運用担当者がパブリックサブネットの踏み台ホストに SSH で入り、そこから各インスタンスに接続していますが、SSH 鍵の配布と失効、踏み台自体のパッチ適用が負担になっています。監査部門からは「インスタンスへのインバウンドポートを一切開けないこと」と「誰がいつどのインスタンスで何を実行したかを記録に残すこと」を求められています。最も適した解決策はどれですか。

解説を読む(正解: A)

AWS Systems Manager Session Manager は、EC2 インスタンスにブラウザベースまたは CLI のシェルセッションを提供するマネージド機能です。接続はインスタンス上の SSM Agent が Systems Manager のエンドポイントに向けて張るアウトバウンド通信で確立されるため、インスタンス側でインバウンドポートを開ける必要がなく、踏み台ホストや SSH 鍵の配布も不要になります。アクセス制御は IAM ポリシーで行えるため、退職や異動の際は IAM 側の権限を外すだけで即座にアクセスを断てます。さらにセッションの開始・終了は AWS CloudTrail に記録され、セッション中の入出力ログを Amazon S3 や Amazon CloudWatch Logs に保存する設定も可能なので、監査証跡の要件も満たせます。 インバウンドポート閉鎖と操作ログの両方を同時に満たすのは A です。 B は 22 番ポートを送信元制限付きとはいえ開けたままであり、「インバウンドポートを一切開けない」という要件に反します。踏み台の運用負荷と鍵管理の課題も残ります。C は全インスタンスをインターネットに露出させるもので、プライベートサブネットに配置した意図を損ない、攻撃対象領域を大きく広げます。D はパスワード認証への回帰であり、メールでの認証情報配布は漏えいリスクが高く、操作内容の記録も残らないため監査要件を満たせません。

Amazon S3 とよく混同されるサービス

Amazon S3 が答えの問題で、誤答の選択肢として並ぶサービス

SAA-C03 の問題プールを実際に集計した結果です。ここに並ぶサービスとの違いを言葉で説明できるようになると、Amazon S3 系の問題を取りこぼしにくくなります。

Amazon Athena

3回

2回

AWS Config

2回

AWS App Mesh

1回

Amazon S3 の公式ドキュメント

本ページの内容は以下の AWS 公式ドキュメントに基づいています。

SAA-C03 の関連論点

AWS KMS

7問

Amazon CloudWatch Logs

4問

AWS Secrets Manager

3問

AWS Certificate Manager

3問

AWS IAM Identity Center

3問

Amazon Data Lifecycle Manager

3問

AWS WAF

3問

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