Auto Scaling グループで稼働する複数の Linux ベースの EC2 インスタンスが、同一のファイル群を同じディレクトリ構成で参照し、一部は同じ領域へ書き込む必要があります。容量は事前設計なしに自動で伸縮してほしいと考えています。最も適したストレージはどれですか。
解説を読む(正解: A)
Amazon EFS は、NFS プロトコルで複数の Linux 系インスタンスから同時にマウントできるフルマネージドの共有ファイルストレージです。ファイルの追加や削除に応じて容量が自動的に伸縮するため事前のサイズ設計が不要で、データは複数のアベイラビリティーゾーンに保存されるので可用性も高く、Auto Scaling で台数が変動する構成とも相性がよいサービスです。設問は複数の Linux インスタンスが同一の教材を同時に読み書きし、容量を自動で拡張したいという要件なので A が正解です。B の Amazon EBS はブロックストレージで、原則として 1 つのボリュームは 1 つのインスタンスにアタッチして使い、容量も作成時に指定してから必要に応じて変更する運用になります。複数インスタンスからのアタッチに対応する特殊な構成は存在しますが、クラスター対応ファイルシステムの利用が前提であり、汎用的な共有ファイルストレージの代替にはなりません。C の Amazon FSx for Windows File Server は SMB プロトコルと Active Directory 統合を前提とした Windows ワークロード向けの共有ファイルサービスであり、本件の Linux 構成には適合しません。D の EC2 インスタンスストアはインスタンスに物理的に接続された一時的なストレージで、インスタンスを停止または終了するとデータが失われる揮発性のものであり、他のインスタンスと共有することもできないため、教材の保管先として成立しません。