SAP-C02 ソリューションアーキテクト プロフェッショナル

AWS SAP-C02 で AWS Managed Microsoft AD はどう問われるか

AWS Managed Microsoft AD が正解になる問題 3問
例題 3問 収録
最頻出: 第 4 分野: ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速

SAP-C02 (ソリューションアーキテクト プロフェッショナル) の練習問題のうち 3 問で AWS Managed Microsoft AD が正解になります。出題はすべて第 4 分野: ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速 (3問) からです。タスク単位では「タスク 4.3 既存ワークロードの新しいアーキテクチャの決定」が 3 問と中心で、ここが AWS Managed Microsoft AD を学ぶうえで最優先の論点です。誤答の選択肢としては AWS Storage Gateway、Amazon RDS for SQL Server、Amazon EC2 が併記されやすく、これらとの役割の違いを説明できるかどうかが正誤の分かれ目になります。

AWS Managed Microsoft AD の出題分野の内訳

分野別

第 4 分野: ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速

3


タスク別(AWS 公式 Exam Guide のタスクステートメント)

タスク 4.3 既存ワークロードの新しいアーキテクチャの決定

3

AWS Managed Microsoft AD の例題 3問(クリックで即採点)

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例題 1
複数選択
難易度: 標準

Windows ファイルサーバーと BYOL SQL Server の移行先選定

動画配信を手がけるメディア企業が、社内データセンターの Windows ワークロードを AWS に移行します。対象は、DFS 名前空間で公開され NTFS ACL で細かく権限管理された 40 TB の SMB ファイル共有と、Software Assurance が付いていない永続ライセンスの SQL Server Enterprise Edition です。要件は、(1) 既存の SMB クライアントと NTFS ACL、Active Directory 統合をそのまま維持すること、(2) ファイルサーバーの OS 運用をやめてマネージド化すること、(3) 保有済みの SQL Server ライセンスを持ち込み、ライセンス条件の遵守状況を追跡できることです。この要件を満たす対応を 2 つ選択してください。

複数選択問題です (正解 2 つ)。選んでから判定してください。

解説を読む(正解: B、C)

Amazon FSx for Windows File Server は、Windows Server の SMB プロトコル、NTFS のアクセス制御リスト、DFS 名前空間、シャドウコピーといった Windows ネイティブ機能をマネージドで提供するファイルストレージで、AWS Managed Microsoft AD や自己管理 AD に参加させて既存のユーザー/グループ権限をそのまま引き継げます。これが要件 (1)(2) を満たします。ライセンス面では、Software Assurance が無い永続ライセンスの持ち込みは物理コアへの割り当てが必要になるため、ハードウェア単位で確保できる EC2 の専有ホストが適切であり、AWS License Manager のライセンス設定を使えばコア数ベースの上限を定義して消費状況を追跡し、超過時の起動をブロックすることもできます。これが要件 (3) を満たします。選択肢 A は誤りで、Amazon EFS は NFS ベースの Linux 向けファイルシステムであり、SMB や NTFS ACL をネイティブに扱えません。選択肢 D は、ライセンス込みモデルを選ぶと保有済みの永続ライセンスが無駄になり、ライセンス資産を活用するという要件に反します。選択肢 E は、S3 File Gateway をオンプレミスに残す構成であり、データセンターからの撤退とマネージド化という前提に反するうえ、DFS 名前空間や NTFS ACL の完全な互換性も得られません。

この問題の出典(AWS 公式ドキュメント)

例題 2
単一選択
難易度: 難しい

Windows ファイルサーバー群の移行先アーキテクチャ

私立大学の情報基盤センターが、学内に分散する 12 台の Windows ファイルサーバー (合計 40 TB) を AWS へ移行します。共有は SMB で提供されており、Active Directory グループに基づく NTFS ACL、DFS 名前空間、ユーザークォータ、シャドウコピーによる利用者自身でのファイル復元が業務に組み込まれています。認証には学内に残す既存の Active Directory ドメインを引き続き使用します。サーバー OS の保守作業から解放されることが最優先の要件です。最も適切な構成はどれですか。

解説を読む(正解: A)

移行先を決めるときは、既存ワークロードが依存している機能セットを漏れなく満たせるかどうかを起点に判断します。SMB プロトコル、Active Directory 統合、NTFS ACL、DFS 名前空間、ユーザークォータ、シャドウコピーはいずれも Windows ファイルサーバー固有の機能であり、これらをネイティブに提供するマネージドサービスは Amazon FSx for Windows File Server です。マルチ AZ 構成にすればアベイラビリティーゾーン障害時も自動的にフェイルオーバーし、ソフトウェアの更新やバックアップは AWS が実施するため、OS 保守から解放されるという最優先要件を満たせます。認証を学内 Active Directory に残す要件は、AWS Managed Microsoft AD を作成して学内フォレストとの双方向信頼を構成し、その Managed AD にファイルシステムを参加させることで実現できます。データ移行には SMB をサポートする AWS DataSync が使えます。したがって A が正解です。B の Amazon EFS は NFS ベースの Linux 向けファイルシステムで、SMB や NTFS ACL をネイティブに扱えないため機能要件を満たせません。C は移行そのものは可能でも、12 台分の OS 保守、パッチ適用、可用性設計が残るため最優先要件に真っ向から反します。D の Amazon S3 File Gateway はオブジェクトストレージへのゲートウェイであり、DFS 名前空間やシャドウコピー、きめ細かな NTFS ACL の完全な再現には適さず、オンプレミス側のアプライアンス運用も残ります。

この問題の出典(AWS 公式ドキュメント)

例題 3
複数選択
難易度: 標準

リモートワーク拡大に伴うファイルアクセス基盤の移行

国内外に拠点を持つ建築設計事務所では、在宅勤務の比率が急速に高まっています。従業員は自宅からオンプレミスのデータセンターでホストしている VPN 装置に接続し、Windows ファイルサーバー上の個人ホームディレクトリにアクセスして図面や仕様書を扱っています。リモート接続者の増加により、業務時間帯にはデータセンター回線の帯域使用率が 100% に達し、応答が著しく低下しています。同社はユーザー認証に AWS Directory Service for Microsoft Active Directory を利用する方針です。増え続けるリモートワーカーを支え、データセンター回線の帯域使用率を下げ、IT 運用の負担も削減する必要があります。最小の運用オーバーヘッドでこれらの要件を満たす手順の組み合わせはどれですか。2 つ選択してください。

複数選択問題です (正解 2 つ)。選んでから判定してください。

解説を読む(正解: A、C)

回線が逼迫している根本原因は、リモートユーザーのトラフィックがいったんデータセンターへ集まり、そこに置かれたファイルサーバーへアクセスしている構造にあります。したがって、ファイルの実体と接続の終端をどちらもクラウド側へ移すことが本質的な解決策になります。 Amazon FSx for Windows File Server は、SMB プロトコル、NTFS の ACL、Active Directory 統合をネイティブにサポートするフルマネージドの Windows ファイルサーバーで、Windows のホームディレクトリの移行先として最適です。バックアップやパッチ適用が自動化されるため IT 運用の負担も下がります。あわせてリモートアクセスを AWS Client VPN へ移行すると、従業員は自宅からインターネット経由で直接 VPC へ接続でき、データセンター回線を通過しなくなるため帯域使用率が下がります。Client VPN はマネージドサービスなので、VPN 装置の増設や保守も不要になります。 Amazon FSx for Lustre は HPC や機械学習向けの高性能並列ファイルシステムであり、Windows のホームディレクトリを SMB で提供する用途には適していません。AWS Storage Gateway のファイルゲートウェイはオンプレミスにキャッシュを置く構成のため、リモートユーザーのトラフィックは引き続きデータセンター回線を通過することになり、帯域の問題は解消しません。AWS Direct Connect の追加は AWS とデータセンター間の帯域を増やすだけで、リモートアクセスがデータセンターに集中する構造自体は変わらず、コストと運用対象がむしろ増加します。

この問題の出典(AWS 公式ドキュメント)

AWS Managed Microsoft AD とよく混同されるサービス

AWS Managed Microsoft AD が答えの問題で、誤答の選択肢として並ぶサービス

SAP-C02 の問題プールを実際に集計した結果です。ここに並ぶサービスとの違いを言葉で説明できるようになると、AWS Managed Microsoft AD 系の問題を取りこぼしにくくなります。

AWS Storage Gateway

2回

Amazon RDS for SQL Server

1回

Amazon EC2

1回

Amazon S3 File Gateway

1回

AWS Managed Microsoft AD の公式ドキュメント

本ページの内容は以下の AWS 公式ドキュメントに基づいています。

SAP-C02 の関連論点

Amazon S3

23問

AWS Migration Hub

12問

Amazon Athena

7問

AWS DMS

7問

AWS IoT Core

7問

Amazon EKS

6問

Amazon Data Firehose

6問

Amazon CloudFront

5問

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