Snowflake

Snowflake用語集80選|試験に出る重要用語をカテゴリ別に整理

2026-03-26
更新: 2026-03-27
NicheeLab編集部

SnowPro試験では三層アーキテクチャ・Virtual Warehouse・RBAC・Time Travel・Data Sharingなどの専門用語が問題文の至るところに登場します。用語の正確な理解は合格の基盤です。この記事では、試験に出る重要用語を80個厳選し、Architecture・SQL・Security・Data Sharing・Performanceの5カテゴリに分類してテーブル形式で解説します。

Architecture用語(16語)

Snowflakeの三層アーキテクチャとプラットフォーム構成に関する用語です。SnowPro Core試験のDomain 1(25〜30%)で最も出題頻度が高い分野です。

No.用語解説
1Snowflake AI Data CloudDWH・データレイク・データシェアリング・ML/AIワークロードを単一プラットフォームで統合。AWS・Azure・GCPの3大クラウド上で動作する
2三層アーキテクチャStorage Layer・Compute Layer・Cloud Services Layerの3層が完全分離。それぞれ独立してスケーリング可能。Snowflake最大の特徴
3Storage Layerデータの永続保存を担当。クラウドプロバイダーのオブジェクトストレージ(S3/Azure Blob/GCS)に圧縮・暗号化して格納。マイクロパーティション形式
4Compute Layerクエリ実行を担当。Virtual Warehouseとして独立したコンピュートクラスターを提供。ストレージと完全分離
5Cloud Services Layerメタデータ管理・認証・認可・クエリ最適化・トランザクション管理を担当。Result Cache・Metadata Cacheもここで管理
6マイクロパーティションデータ格納単位。50〜500MBの圧縮データブロック、列指向形式。Snowflakeが自動管理しユーザー定義不要。メタデータがプルーニングに活用
7Virtual Warehouseコンピュートリソースの単位。X-Small〜6X-Large。サイズ1段階でリソース約2倍。自動サスペンド/レジューム対応
8マルチクラスターWarehouseEnterprise以上。Auto-scaling(負荷に応じクラスタ増減)とMaximized(常時最大クラスタ)の2モード。同時実行クエリ対応
9SnowflakeエディションStandard・Enterprise・Business Critical・VPSの4段階。上位ほどセキュリティ機能が充実しクレジット単価も上昇
10クレジットコンピュートリソースの消費単位。Warehouse稼働時間×サイズで消費。Serverless機能やCloud Services過剰利用でも消費
11SnowparkPython・Java・Scalaでデータ処理を実行するフレームワーク。DataFrame API・UDF・Stored Procedureの作成に使用
12Snowflake Marketplaceサードパーティのデータセット・サービスを発見・取得するマーケットプレイス。データコピーなしで外部データに直接アクセス
13Snowflake CortexAI/ML機能群の総称。LLM関数(COMPLETE/TRANSLATE/SUMMARIZE)、ML Functions(FORECAST/ANOMALY_DETECTION)、Search機能を含む
14Native App FrameworkSnowflake上でアプリケーションを構築・配布するフレームワーク。Application Package(manifest.yml/setup.sql/Stage)で構成
15Snowgridグローバルデータネットワーク。リージョン間・クラウド間のレプリケーション・フェイルオーバー・Data Sharingの基盤
16SnowsightWebベースUI。SQLクエリ実行・可視化・ダッシュボード・アカウント管理を提供。旧Classic Consoleの後継

SQL用語(16語)

Snowflake固有のSQL拡張とデータ操作に関する用語です。Data Transformations・Data Analyst試験で頻出します。

No.用語解説
17QUALIFY句ウィンドウ関数の結果でフィルタリングするSnowflake独自SQL拡張。サブクエリなしでROW_NUMBER()の結果を直接絞り込める
18FLATTEN関数VARIANT・ARRAY・OBJECTを行に展開するテーブル関数。TABLE(FLATTEN(input => data))の形式で使用。LATERAL句と組合せ
19VARIANT型JSON・XML・Avro・Parquet等の半構造化データを格納する汎用型。最大16MB。コロン記法(data:key:subkey)でアクセス
20COPY INTOステージ↔テーブルのバルクデータロード/アンロードSQL。FILE FORMAT・ON_ERROR・VALIDATION_MODEで柔軟に設定
21ストアドプロシージャJavaScript・Python・Java・Scalaで記述。DDL/DML実行・条件分岐・ループ・例外処理を実装。CALL文で呼出し
22UDF / UDTFユーザー定義関数。スカラー関数(UDF)とテーブル関数(UDTF)。SQL・JavaScript・Python・Javaで記述可能
23Streamsテーブルへの変更(INSERT/UPDATE/DELETE)をキャプチャするCDCオブジェクト。Standard・Append-only・Insert-onlyの3タイプ
24TasksSQL文/Stored Procedureをスケジュール実行するオブジェクト。CRONまたは分単位。タスクツリーで依存関係を定義
25Snowpipeステージへのファイル到着で自動データロードするサーバレスサービス。イベント通知(SQS/Event Grid/Pub/Sub)で起動
26Dynamic Table宣言的に定義されtarget_lagで更新頻度を制御。ソースデータ変更に応じ自動増分更新。Streams+Tasksの代替
27外部テーブル外部ステージ上のファイルを直接クエリできる読取専用テーブル。データをロードせずにS3/Azure/GCS上を分析
28マテリアライズドビュークエリ結果を物理保存し自動増分更新されるビュー。Enterprise以上。複雑な集計の高速化に使用
29MERGE INTOUpsert(UPDATE+INSERT)操作SQL。ソースとターゲットを結合条件で照合しWHEN MATCHED/NOT MATCHEDで分岐
30PIVOT / UNPIVOTPIVOTは行→列、UNPIVOTは列→行に変換。クロス集計や横持ち⇔縦持ち変換に使用
31ウィンドウ関数OVER句でパーティションごとに集計・ランキング・移動計算。ROW_NUMBER・RANK・LAG・LEAD等。QUALIFY句と組合せ
32Sequence一意番号を生成するオブジェクト。サロゲートキー生成に使用。my_seq.NEXTVALで次の値を取得

Security用語(16語)

アクセス制御・認証・暗号化に関する用語です。Domain 2(Account Access & Security / 20〜25%)で出題されます。

No.用語解説
33RBACRole-Based Access Control。権限をロールに付与しロールをユーザーに割当て。Snowflakeの主要アクセス制御モデル
34DACDiscretionary Access Control。オブジェクト所有者が権限を他ロールに付与。作成ロールが自動的にOWNERになる
35ACCOUNTADMIN最上位システム定義ロール。SYSADMIN+SECURITYADMIN権限を兼備。日常利用は非推奨。MFA強く推奨
36SYSADMINデータベース・Warehouseの作成・管理ロール。日常のオブジェクト管理に推奨
37SECURITYADMINロール・権限・ユーザーのセキュリティ管理ロール。GRANT/REVOKEの管理を担当
38USERADMINユーザーとロールの作成・管理に特化したロール
39ネットワークポリシーIPアドレスベースのアクセス制御。ALLOWED_IP_LIST・BLOCKED_IP_LISTでアクセス元を制限。アカウント/ユーザーレベル
40MFAMulti-Factor Authentication。Duo Mobileによる多要素認証。ACCOUNTADMINには強く推奨。アカウント強制も可能
41SSOSAML 2.0ベースのSingle Sign-On。Okta・Azure AD・ADFSと連携。Federated Authentication
42Row Access Policy行レベルアクセス制御。クエリ実行者のロールに応じて表示行を自動フィルタ。Enterprise以上
43Dynamic Data Masking列レベルのデータマスキング。ロールに応じて機密データの表示/非表示を制御。Enterprise以上
44Tri-Secret SecureBusiness Critical以上。Snowflake管理キー+顧客管理キー(KMS)の複合暗号化。顧客がキー無効化でアクセス遮断可能
45Object Taggingオブジェクトにタグを付与しデータ分類。Tag-based Masking Policyでタグ基準の自動マスキングを実現
46Snowflake ScriptingSQLベースの手続き型拡張。IF/ELSE・LOOP・FOR・WHILE・TRY-CATCHをStored Procedure内で使用。Anonymous Block対応
47AWS PrivateLinkBusiness Critical以上。Snowflakeへの通信をパブリックインターネットを経由せずVPC内で完結させるプライベート接続
48Aggregation Policy共有データに対して最小集計レベルを強制するポリシー。個別行の閲覧を防ぎグループ単位での集計のみ許可

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Data Sharing用語(16語)

データ共有・コラボレーション・データ保護に関する用語です。Domain 6(Data Protection & Data Sharing)で出題されます。

No.用語解説
49Secure Data Sharingデータコピーなしに他Snowflakeアカウントとデータ共有。プロバイダーがShare作成→コンシューマーがDB作成。リアルタイム共有
50Shareデータ共有の単位オブジェクト。テーブル・ビュー・UDFをShareに追加し消費者アカウントにGRANT
51Reader AccountSnowflakeアカウント未所持の組織向け読取専用アカウント。プロバイダーが作成・管理しCompute費用もプロバイダー負担
52ListingMarketplace上のデータ製品単位。Free・Personalized・Paidの3種類。プロバイダーがデータを広く配布
53Data Clean Room複数組織が互いのデータを直接閲覧せず共同分析する環境。プライバシー保護しつつ交差分析を実現
54Data Exchange招待制のプライベートデータ共有グループ。特定メンバー間のみの共有に適する
55Time Travel過去の任意時点のデータを参照・復元。AT/BEFORE句で指定。Standard最大1日、Enterprise+最大90日
56Fail-safeTime Travel後のデータ復旧用安全領域。7日間固定。Snowflakeサポートによる復旧のみ。ユーザー直接アクセス不可
57ゼロコピークローンテーブル・スキーマ・DBの論理コピーを即座に作成。物理コピー不発生。追加コストは変更分のみ
58レプリケーションDB・スキーマ・アカウントオブジェクトをリージョン/クラウド間で複製。DR・分散読取・規制対応に使用
59フェイルオーバープライマリ障害時にセカンダリへ切替え。Business Critical以上。レプリケーションと組合せBCPを実現
60DATA_RETENTION_TIME_IN_DAYSTime Travel保持期間の設定パラメータ。デフォルト1日。Enterprise+で最大90日。アカウント/DB/スキーマ/テーブルレベル
61TransientテーブルFail-safe期間なし・Time Travel最大1日のテーブル。ステージング・中間データ向け。ストレージコスト削減
62Temporaryテーブルセッション限定のテーブル。セッション終了で自動削除。他ユーザーから不可視。Fail-safeなし
63UNDROPTime Travel期間内にDROPしたテーブル/スキーマ/DBを復元するコマンド。同名オブジェクト存在時は要リネーム
64Secure View定義(SQL)が非公開のビュー。データ共有時にクエリ最適化による情報漏洩を防止。SHOW VIEWS定義非表示

Performance用語(16語)

パフォーマンス最適化とコスト管理に関する用語です。Domain 3(Performance Concepts / 10〜15%)で出題されます。

No.用語解説
65Result CacheCloud Services Layer管理のクエリ結果キャッシュ。同一クエリが24時間以内に再実行でWarehouseなしで結果返却。データ変更で無効化
66Metadata CacheCloud Services Layer管理。COUNT(*)・MIN/MAX等の集計をメタデータから即座に返却。Warehouse不使用
67Warehouse CacheCompute LayerのローカルSSD。直近クエリでアクセスしたマイクロパーティションを保持。サスペンドでクリア
68クラスタリングキーテーブルデータの物理ソートキー。ALTER TABLE ... CLUSTER BY で設定。フィルタ列に指定しプルーニング効率化。大規模テーブル向け
69パーティションプルーニングクエリ条件に合致しないマイクロパーティションをスキップする最適化。メタデータの最小値・最大値で判断。自動適用
70クエリプロファイルクエリの実行計画・実行統計を可視化。処理時間・スキャン量・スピル有無・プルーニング効果を確認。ボトルネック特定必須
71スピル(Spilling)メモリ不足時にローカルディスク/リモートストレージにデータ退避する現象。Warehouseサイズアップで対処
72リソースモニタークレジット消費を監視・制限。月次/日次上限を設定し閾値到達で通知・サスペンド・強制終了を自動実行
73自動サスペンド/レジュームアイドル時に自動停止、新クエリで自動再開。デフォルト10分(600秒)。コスト最適化の基本設定
74Search Optimization Serviceポイントルックアップクエリ(等値・LIKE・IN)の高速化サービス。検索インデックスを自動構築。Enterprise以上。追加コスト有
75ステージデータファイルの一時保管場所。内部(Snowflake管理)と外部(S3/Azure/GCS)の2種類。COPY INTOの入出力先
76ファイルフォーマットCOPY INTOのファイル形式設定。CSV・JSON・Parquet・Avro・ORC・XML対応。区切り文字・ヘッダー・圧縮方式を定義
77ストレージ統合外部クラウドストレージへの認証情報を一元管理。IAMロール/サービスプリンシパルの設定を集約
78Snowpark Container ServicesSnowflake内でDockerコンテナを実行。GPU活用のディープラーニング・カスタムアプリホスティングに使用
79Snowflake NotebooksSnowflake内のJupyterライクなノートブック。Python・SQL混在使用。Snowpark ML・Cortexをインタラクティブに実行
80Iceberg TableApache Icebergフォーマットのオープンテーブル。Snowflake外部エンジン(Spark等)からも同一データにアクセス可能

用語学習のコツ

1. 対比で覚える

Snowflake用語は対比セットで出題されることが多いです。以下のペアを一緒に覚えると記憶が定着しやすく、比較問題にも対応できます。

対比ペアキーとなる違い
Result Cache vs Warehouse CacheCloud Services Layer vs Compute Layer。サスペンドで消えるか否か
Time Travel vs Fail-safeユーザーアクセス可 vs Snowflakeサポートのみ
Permanent vs Transient テーブルFail-safe有無。ストレージコストの差
RBAC vs DACロール経由の権限管理 vs オーナーの直接付与
スケールアップ vs スケールアウト個別クエリ速度向上 vs 同時実行数向上
Snowpipe vs COPY INTO自動連続ロード vs バッチ一括ロード
Dynamic Table vs Streams+Tasks宣言的パイプライン vs 命令的パイプライン

2. エディション別機能を横串で整理する

「この機能はどのエディション以上で利用可能か?」は頻出の出題パターンです。以下の機能とエディションの対応は暗記必須です。

機能必要エディション
Time Travel 最大90日Enterprise以上
マルチクラスターWarehouseEnterprise以上
Row Access Policy / Dynamic Data MaskingEnterprise以上
マテリアライズドビューEnterprise以上
Search Optimization ServiceEnterprise以上
Tri-Secret SecureBusiness Critical以上
AWS PrivateLink / Azure Private LinkBusiness Critical以上
フェイルオーバー / フェイルバックBusiness Critical以上

3. 頭文字・略語をフルスペルで覚える

試験では略語がフルスペルで出題されることがあります。RBAC(Role-Based Access Control)、DAC(Discretionary Access Control)、MFA(Multi-Factor Authentication)、SSO(Single Sign-On)、VPS(Virtual Private Snowflake)などは、略語とフルスペルの両方を覚えておきましょう。

問題で確認

SnowPro Core - Architecture

問題 1

SnowflakeのWarehouse Cache(Local Disk Cache)について正しい説明はどれですか?

  1. Cloud Services Layerで管理され、同一クエリが24時間以内に再実行された場合にキャッシュから結果を返す
  2. Compute LayerのローカルSSDに保持され、直近クエリでアクセスしたマイクロパーティションのデータをキャッシュする
  3. COUNT(*)やMIN/MAXなどの集計クエリに対してメタデータから即座に結果を返すキャッシュである
  4. キャッシュの保持期間は7日間で、Warehouseをサスペンドしても保持される

正解: B

Warehouse Cache(Local Disk Cache)はCompute Layer(Virtual Warehouse)のローカルSSDに保持されるキャッシュです。直近のクエリでアクセスしたマイクロパーティションのデータが保持され、同じデータへのアクセスが高速化されます(B:正解)。選択肢AはResult Cacheの説明です。選択肢CはMetadata Cacheの説明です。選択肢DはWarehouse Cacheの特性に反しています——Warehouseをサスペンドするとキャッシュはクリアされます。3種類のキャッシュ(Result / Metadata / Warehouse)の管理レイヤーと保持条件の違いはCore試験で頻出です。

よくある質問(FAQ)

用語をどの順番で覚えるべきですか?

受験する試験によって優先度が異なります。SnowPro Coreなら三層アーキテクチャ(Storage / Compute / Cloud Services Layer)・Virtual Warehouse・RBAC・Time Travel関連の用語を最優先で覚えましょう。配点比率の高いDomain 1(Architecture / 25〜30%)とDomain 2(Security / 20〜25%)の用語が合計で出題の約50%を占めるため、この2ドメインから着手するのが効率的です。Advanced: Data Engineerならデータパイプライン・Streams/Tasks・Snowpipe・Dynamic Table関連が最重要です。

英語の技術用語は日本語で覚えるべきですか?

SnowPro試験は全試験が英語のみで提供されているため、用語は英語のまま覚えることをおすすめします。Virtual Warehouse・Time Travel・Fail-safe・Micro-partition・Clustering Key・Result Cacheなどの固有名詞はそのまま英語で暗記してください。日本語訳は概念理解の補助として活用し、試験本番では英語を見た瞬間に意味が分かるレベルを目指しましょう。約200〜300語の技術用語を覚えれば、試験問題のほとんどが理解できます。

用語集の暗記だけで試験に合格できますか?

用語の暗記だけでは合格は難しいです。SnowPro試験は概念の理解と応用力を問う問題が中心で、「〜の定義は?」という単純な知識問題は少数です。むしろ「この状況で最適な選択は?」「この2つの機能の違いは?」といった比較・判断問題が多いため、用語の定義だけでなく用語間の関連性と使い分けを理解する必要があります。用語集は学習の土台として活用し、公式ドキュメントの通読とハンズオン実践で理解を深めましょう。

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この記事の著者

NicheeLab編集部

データエンジニアリング・クラウド資格の専門家。Databricks・Snowflake等の認定資格を保有し、実務経験に基づいた問題作成・解説を行っています。NicheeLab運営。


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