Microsoft Azure 認定資格は、現役エンジニアにとって「次にどれを取ればいいか分からない」という悩みが最も生じやすい認定群です。 理由は明快で、全 26 試験の体系が Fundamentals / Associate / Expert / Specialty の 4 階層に分かれ、さらにロール (Administrator / Developer / Architect / DevOps / Security / Data / AI) で縦に切られているため、二次元のマトリクスを頭に入れる必要があるからです。 本記事ではこの体系を一枚絵で俯瞰できる形に整理し、2026 年の大型再編を含めた最新の動きと、未経験者・実務経験者それぞれが取るべき具体的ルートを示します。
とくに本年は AI-901・AI-103・SC-500 という 3 試験の刷新が出そろい、過去 5 年で最大規模の改編年になりました。 この時期に受験計画を立てる人にとっては、退役日が判断軸になります。AI-102 は 2026 年 6 月 30 日に退役済み、AZ-500 も 2026 年 8 月 31 日に退役するため、これから始めるなら後継の AI-103・SC-500 を直接狙うことになります。 本記事を読み終えるころには、自分のキャリア軸と現在のタイミングを照らし合わせて、迷いなく次の試験を選べる状態になっているはずです。
Microsoft 認定資格は Fundamentals → Associate → Expert という 3 段階のメインラインに、横断的な Specialty を加えた 4 階層構造です。 ここで重要なのは、Microsoft の認定は 前提条件 (prerequisite) が原則として存在しないこと。 つまり、未経験者がいきなり AZ-104 や AZ-305 に挑戦することも制度上は可能です。 ただし合格率と学習効率を考えると、未経験者は Fundamentals から積み上げるのが現実的です。
Fundamentals は 45 分・約 40 ~ 60 問・700 点合格・無期限有効・99 USDという共通スペックで、5 試験すべて同じ条件です。 概念中心で、コーディング不要 (AI-901 は例外的に Python 必須)、ビジネス職でも取得可能。Associate は 100 ~ 120 分・40 ~ 60 問・700 点合格・12 ヶ月有効・165 USD。 実装経験が問われるため、Microsoft Learn の自学だけでは厳しく、Azure ポータルでの実機演習が事実上必須になります。Expert は Associate を取得した経験者向けで、設計判断やトレードオフを問うシナリオベース。Specialty は特定領域に特化した試験で、Associate と Expert の中間程度の難易度です。
| 階層 | 試験数 | 有効期限 | 受験料 | 代表例 |
|---|---|---|---|---|
| Fundamentals | 5 | 無期限 | 99 USD | AZ-900 / AI-901 / DP-900 / SC-900 / MS-900 (MS-900 は 2026-03-31 に認定ごと退役・後継なし) |
| Associate | 9 | 12 ヶ月 | 165 USD | AZ-104 / AI-103 / SC-200 (AZ-204 は 2026-07-31、DP-203 は 2025-03-31 に認定ごと退役) |
| Expert | 3 | 12 ヶ月 | 165 USD | AZ-305 / AZ-400 / SC-100 |
| Specialty | 6 | 12 ヶ月 | 165 USD | AZ-120 / AZ-140 / AZ-220 / AZ-700 |
Fundamentals 5 試験は、それぞれ「Azure というプラットフォームをどの切り口で理解するか」で分かれています。 全部取る必要はなく、自分のキャリア軸に合うものを 1 ~ 2 本選ぶのが効率的です。AZ-900 (Azure Fundamentals) はクラウド全般の入門で、最も汎用的。DP-900 (Data Fundamentals) は SQL・NoSQL・分析サービスを横断的に学ぶデータ職向け。SC-900 (Security, Compliance & Identity Fundamentals) はゼロトラスト、Defender 系、Entra ID の入門で、セキュリティ職や情報システム部門で評価されます。MS-900 (Microsoft 365 Fundamentals) は Microsoft 365 SaaS 中心で業務職でも取りやすい一本でしたが、2026 年 3 月 31 日に認定ごと退役し、Microsoft は後継認定を予定していないと明言しています。
2026 年 6 月に GA した AI-901 (Azure AI Fundamentals) は、旧 AI-900 の後継ですが性格が大きく異なります。 旧 AI-900 が「個別の Cognitive Service を概念レベルで紹介する」試験だったのに対し、AI-901 は Microsoft Foundry という統合プラットフォーム上で Python コードを書く試験へと舵を切りました。 コーディング前提という点で、AI-901 は Fundamentals でありながら他の 4 試験とは異質です。 コーディング不要だった AI-900 は 2026 年 6 月 30 日に退役して受験できなくなったため、非技術職や業務職は AI-901 の Python 部分をこなすか、別ルートを検討することになります。退役したのは試験だけで、認定「Azure AI Fundamentals」自体は存続しており、いまは AI-901 で取得します。
Associate ティアは、自分の役割を最も明確に定義する階層です。インフラ・運用を志すなら AZ-104 (Azure Administrator Associate) が事実上の必修ライン。 VM・VNet・Storage・Entra ID・Backup を含む幅広い運用知識を問い、Architect (AZ-305) や DevOps (AZ-400) への土台となります。 日本国内の求人で最も求められる Azure 認定はこの AZ-104 です。
開発者志望には伝統的に AZ-204 (Azure Developer Associate) が標準でしたが、2026 年 7 月 31 日に認定ごと退役しました。 後継は認定 Microsoft Certified: Azure AI Cloud Developer Associate で、取得試験は Exam AI-200: Developing AI Cloud Solutions on Azure です。 開発者ルートを進めたい場合は、AI-200 を直接狙うか、まず AZ-104 を取得して土台を作るかの二択になります。 コンテナ・サーバーレス開発に強い意欲があれば、並行して AZ-400 (DevOps Engineer Expert) の学習を進めるのも一手です。
ネットワーク専門なら AZ-700 (Azure Network Engineer Associate)。 VNet・VPN Gateway・ExpressRoute・Azure Firewall・Front Door などのネットワーク設計を深掘りします。 ネットワークエンジニアの転職市場で強い武器になる一本です。
データ系は 3 試験あります。DP-203 (Data Engineer Associate) は ADF・Synapse・Databricks を中心としたデータパイプライン設計を問う試験でしたが、2025 年 3 月 31 日に認定ごと退役しており、Microsoft は代わりに DP-700 を案内しています。DP-300 (Database Administrator Associate) は Azure SQL Database / Managed Instance の運用に特化。DP-700 (Fabric Data Engineer Associate) は 2024 年に登場した新試験で、Microsoft Fabric (旧 Power BI Premium + Synapse + Data Factory の統合 SaaS) を中心としたデータエンジニアリングを問います。 Microsoft の今後のデータ戦略は Fabric に大きく舵を切っているため、新規受験なら DP-700 を視野に入れる価値があります。
AI 系は 2026 年 6 月から AI-103 (Azure AI Apps and Agents Developer Associate) が提供されています。 旧 AI-102 は 2026 年 6 月 30 日に退役済みで、その後継として Microsoft Foundry SDK によるエージェント開発、プロンプトエンジニアリング、Responsible AI ガバナンスが中心。 AI-901 (Fundamentals) → AI-103 (Associate) というのが新しい AI 開発者のキャリアパスです。
セキュリティは 2 試験。SC-200 (Security Operations Analyst) は Microsoft Sentinel・Defender XDR を中心とした SOC オペレーション。SC-300 (Identity and Access Administrator) は Entra ID の管理者向けで、Conditional Access・Privileged Identity Management が中心です。
Expert ティアは、Associate ティアで身につけた実装スキルの上に「設計判断」「組織横断のガバナンス」「複数サービス間のトレードオフ」を積み上げる階層です。AZ-305 (Solutions Architect Expert) は、ビジネス要件から逆算した Azure ソリューション設計を問います。 ID/データ/インフラ/ガバナンスを横断するシナリオベース問題が中心で、AZ-104 の実装経験が事実上の前提です。 日本国内では Architect ロールの最上位資格として広く認知されており、年収 800 万 ~ 1,200 万円帯のシニア職への階段になります。
AZ-400 (DevOps Engineer Expert) は CI/CD・IaC・モニタリング・GitOps を中心としたエンジニアリング実践の集大成。 Azure DevOps と GitHub Actions の両方が問われ、Bicep・Terraform・ARM・Helm・Kubernetes のスタック理解も必要です。 AZ-104 または AZ-204 のいずれかの実務経験が推奨されます。
SC-100 (Cybersecurity Architect Expert) は、組織全体のセキュリティ戦略を設計するロール向け。 Zero Trust 設計、Microsoft Defender スイートの統合、コンプライアンス対応など、CISO チームに近い視点が問われます。 この試験のみ、受験には SC-200・SC-300 のいずれかの保有が事実上の前提です (Microsoft の推奨)。 かつては MS-500 も該当しましたが、2023 年 6 月 30 日に認定ごと退役しました。単独の後継はなく、Microsoft は SC-200・SC-300・SC-401 を代替として推奨しています。 従来はここに AZ-500 も含まれていましたが、2026 年 8 月 31 日で退役するため、これから前提を満たすなら後継の SC-500 (Microsoft Certified: Cloud and AI Security Engineer Associate) を取得してください。
Specialty ティアは特定領域のディープな専門性を証明する階層です。AZ-120 (SAP on Azure) は SAP 移行プロジェクトに関わるアーキテクト向け、AZ-140 (Azure Virtual Desktop) は AVD 設計・運用に特化、AZ-220 (Azure IoT Developer) は IoT Hub・Edge を中心とした IoT 開発者向け、AZ-700-NV (Azure for SAP HANA Specialty) は HANA 専門。 汎用性は低いものの、該当業務に従事している場合のキャリア差別化として強い武器になります。 逆に「キャリアを広く保ちたい」段階の人は、Associate と Expert に投資する方が ROI が高いというのが業界での通説です。
2026 年は過去 5 年で最大規模の認定再編年です。3 系統で同時並行で改訂が進んでいます。 まず AI 系で、AI-900 試験が 2026 年 6 月 30 日にリタイアし、AI-901 (Microsoft Foundry 中心) が後継として GA。退役したのは試験だけで、認定「Azure AI Fundamentals」自体は存続し、いまは AI-901 で取得します。 同時に AI-102 も 2026 年 6 月 30 日に退役し、後継の AI-103 (Azure AI Apps and Agents Developer Associate) に置き換わり、Microsoft Foundry SDK での生成 AI エージェント開発が中心になります。 Microsoft 自身の AI 戦略が「個別 Cognitive Services の集合体」から「Foundry という統合プラットフォーム」へとシフトしたことが認定にも反映された格好です。
次に Security 系で、AZ-500 (Azure Security Engineer) が 2026 年 8 月 31 日に退役し、後継は SC-500 (Microsoft Certified: Cloud and AI Security Engineer Associate)。 新試験では Microsoft Defender for Cloud との統合がより深く問われ、AZ-500 時代の純粋な Azure 中心の出題から、Defender XDR スイート全体を見据える設計へとシフトします。 既に AZ-500 を取得済みの人は、認定自体は Microsoft の transcript に残りますが、SC-500 へ自動変換されることはなく、退役後は renewal assessment での更新もできません。有効なセキュリティ認定を維持したいなら SC-500 を新規取得する必要があります。
開発者系では、AZ-204 が 2026 年 7 月 31 日に認定ごと退役しました。 後継は認定 Microsoft Certified: Azure AI Cloud Developer Associate で、取得試験は Exam AI-200: Developing AI Cloud Solutions on Azure です。 これから開発者キャリアを Azure 認定で証明するなら AI-200 が対象で、AZ-104 や AZ-400 は引き続き有用な補完になります。
以下は、業界で最も標準的とされる役割別の取得順序です。あくまで目安なので、自分の業務経験や転職目標に応じて取捨選択してください。
| 役割 | 標準ルート |
|---|---|
| クラウド管理者 | AZ-900 → AZ-104 → AZ-305 |
| クラウドアーキテクト | AZ-900 → AZ-104 → AZ-305 |
| DevOps エンジニア | AZ-900 → AZ-104 → AZ-400 |
| セキュリティエンジニア | SC-900 → SC-200/SC-300 → SC-500 (AZ-500 の後継) |
| セキュリティアーキテクト | SC-900 → SC-200 → SC-100 |
| データエンジニア | DP-900 → DP-700 (DP-203 は 2025-03-31 に認定ごと退役) |
| AI 開発者 | AI-901 → AI-103 (両方 2026-06 GA) |
| ネットワークエンジニア | AZ-900 → AZ-104 → AZ-700 |
| 業務職・営業職 | AZ-900 (MS-900 は 2026-03-31 に認定ごと退役し後継なし) |
日本国内における Azure 認定の認知度は、2020 年以降の Microsoft の積極的なエコシステム投資で大きく向上しました。 NTT 東日本・ソフトバンク・JBS・伊藤忠テクノソリューションズ・富士通といった大手 SIer が新入社員研修や中途オンボーディングの指標として AZ-900 を組み込み、 AZ-104 や AZ-305 保有者は中堅クラウドエンジニアの中核ポジションを占めています。 求人サイト Indeed Japan で「Azure 認定」を含む募集は 2026 年 5 月時点で 3,500 件以上、特に AZ-305 保有者向けの Architect 職は年収 800-1,200 万円帯が主流です。
合格時の証明書は Credly 経由で発行されるオープンバッジで、LinkedIn・GitHub プロフィール・履歴書に貼り付けて使えます。 記載の標準形式は 2026 年 X 月 Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expert (AZ-305) 合格 で、正式英語名称をそのまま使うのが推奨です。 日本語ロール名 (例「Azure ソリューションアーキテクト」) は社内資料では通用しますが、転職市場では英語正式名称の方が認知度が高いというのが業界での共通認識です。
Microsoft 認定の受験料は決して安くなく、Fundamentals でも 13,200 円、Associate と Expert は 21,103 円。 年に複数試験を受ける人にとって、無料・割引ルートの活用は重要です。 最も確実なのが Microsoft Azure Virtual Training Day。Part 1 + Part 2 完走で Fundamentals 用の受験バウチャー (約 165 USD 相当) が 5 営業日以内に発行されます。日本語回も定期開催。
2 つ目が Microsoft Reactor の無料イベント。一部のハンズオンで Associate / Expert 用のバウチャーが提供されるケースがあり、Reactor のメーリングリストで告知されます。 3 つ目が企業契約の Microsoft Azure Pass で、エンタープライズ契約を結んでいる企業に所属している場合、社内 IT 部門経由で受験補助が出ることが多いです。 4 つ目が Microsoft Learn の Cloud Skills Challenge。期間限定イベントで完走するとバウチャー抽選に参加でき、過去には全完走者にバウチャー配布の回もありました。
最後に、本記事を読んだあとの具体的アクションを 3 通り示します。
IT 未経験者または別クラウド (AWS / GCP) 経験者は、まず AZ-900 を Virtual Training Day 完走 → 無料バウチャーで受験する流れがコストパフォーマンス最強です。所要時間は未経験者で 25-40 時間、別クラウド経験者で 5-15 時間。
すでに Azure を業務で触っているエンジニアは、AZ-900 を飛ばして AZ-104 から始めるのが現実的です。実機演習を中心に 60-100 時間、Microsoft Learn の AZ-104 学習パスと公式 Practice Assessment で対策可能。
2026 年の再編タイミングを活かしたい人は、AI-901 (6 月 GA)・AI-103 (6 月 GA)・SC-500 (AZ-500 の後継。GA 日は Microsoft Learn で要確認) のいずれかを早期受験することで、希少性の高い保有者として市場価値を高められます。
Azure 認定資格は全部でいくつありますか?
2026 年 5 月時点で現行アクティブな Microsoft Azure 認定は 23 試験、退役予定または直近退役を含めると 26 試験です。階層は Fundamentals 5 試験 (AZ-900 / AI-901 / DP-900 / SC-900 / MS-900。うち MS-900 は 2026 年 3 月 31 日に認定ごと退役し後継なし)、Associate 9 試験 (AZ-104 / AZ-204 / AZ-700 / DP-203 / DP-300 / DP-700 / AI-103 / SC-200 / SC-300。うち AZ-204 は 2026 年 7 月 31 日、DP-203 は 2025 年 3 月 31 日に認定ごと退役)、Expert 3 試験 (AZ-305 / AZ-400 / SC-100)、Specialty 6 試験 (AZ-120 / AZ-140 / AZ-220 / AZ-700-NV / AI-3003 など) の 4 階層です。
2026 年に大きく再編された試験は?
3 系統に大型再編がありました。AI 系では AI-900 → AI-901 (2026 年 6 月 GA、Microsoft Foundry 中心)、AI-102 は 2026 年 6 月 30 日に退役済みで、後継は AI-103 (Azure AI Apps and Agents Developer Associate、生成 AI エージェント開発中心)。Security 系では AZ-500 が 2026 年 8 月 31 日に退役し、後継は SC-500 (Microsoft Certified: Cloud and AI Security Engineer Associate、Microsoft Defender for Cloud 統合)。開発者系の AZ-204 は 2026 年 7 月 31 日に認定ごと退役し、後継は認定 Microsoft Certified: Azure AI Cloud Developer Associate (試験 AI-200: Developing AI Cloud Solutions on Azure) です。
未経験から始めるなら最初に何を取るべき?
AZ-900 (Azure Fundamentals) が最も標準的な入口です。日本語含む 13 言語対応、無期限有効、IT 未経験から 25-40 時間で合格可能というスペックで、Microsoft が Azure Virtual Training Day 完走で受験バウチャーを無料発行しているため実質 0 円で取得できます。データ志向なら DP-900、AI 志向なら AI-901、セキュリティ志向なら SC-900 のいずれかを並行 / 後続で取るのが定番ルートです。Microsoft 365 志向の入口だった MS-900 は 2026 年 3 月 31 日に認定ごと退役し、Microsoft は後継認定を予定していないと明言しています。
Associate と Expert の更新ルールは?
Fundamentals 系 5 試験は無期限有効で更新不要です。Associate 以上 (AZ-104・AZ-305 など) は 12 ヶ月有効で、有効期限の 6 ヶ月前から Microsoft Learn 上の無料 renewal assessment で更新できます。Renewal は本試験より簡略な 25 問程度のオープンブック形式で、合格点も低めに設定されています。期限切れすると再取得は本試験合格が必要になるので、リマインダ設定を推奨します。
AZ-104 と AZ-204 はどちらを先に受けるべき?
目指す役割で分かれます。インフラ運用・クラウド管理・SRE を志すなら AZ-104 (Azure Administrator) が事実上の必修ライン。アプリケーション開発・サーバーレス・コンテナ志向なら AZ-204 (Azure Developer) が標準でしたが、2026 年 7 月 31 日に認定ごと退役したため、いまは後継の AI-200 (認定 Azure AI Cloud Developer Associate) を狙うか、AZ-104 を経由するかの二択になります。Architect (AZ-305) や DevOps (AZ-400) を最終目標にする場合、AZ-104 をハブにしてから派生するのが推奨ルートです。
Specialty 試験は受ける価値がありますか?
業務直結なら大きな価値があります。代表例は AZ-140 (Azure Virtual Desktop)、AZ-700 (Network Engineer)、AZ-120 (SAP on Azure)、AZ-220 (Azure IoT Developer)。これらは Associate と Expert の中間程度の難易度ですが、求人数が限定的なので、現在の業務または転職予定先で該当領域を扱う場合のみ取得するのが効率的です。営業転職や横断的なキャリア構築には Fundamentals + Associate の組み合わせの方が汎用性が高いです。
受験料と支払い方法は?
Fundamentals は 99 USD / 13,200 円(税込)、Associate は 165 USD / 21,103 円(税込)、Expert と Specialty も 165 USD が基本価格です。Pearson VUE 経由のクレジットカード払いが標準ですが、企業契約の Microsoft Azure Pass、学生向けの Microsoft Imagine Academy 経由、Microsoft Reactor の無料イベント完走で取得できるバウチャーなど、複数の割引・無料ルートが存在します。Virtual Training Day はバウチャー入手の最も確実なルートです。
日本での受験者数とキャリア価値は?
Microsoft 公式の数字では AZ-900 は世界累計 120 万人を超え、日本国内でも NTT 東日本・ソフトバンク・JBS・富士通・伊藤忠テクノソリューションズなどの大手 SIer が新入社員研修や中途オンボーディングの指標として組み込んでいます。求人サイト Indeed Japan で「Azure 認定」を含む募集は 2026 年 5 月時点で 3,500 件以上、特に AZ-104 / AZ-305 保有者向けクラウドエンジニア職は年収 600-900 万円帯の中核ポジションです。
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本記事の認定情報・試験仕様は Microsoft Learn 公式 Credentials ページ およびMicrosoftDocs GitHub repository (CC BY 4.0) に基づいています。 本記事は Microsoft Corporation の公式商品ではなく、いかなる提携・後援関係もありません。 Microsoft、Azure、Microsoft Entra、Microsoft Foundry、Microsoft Defender は Microsoft group of companies の商標です。 情報は 2026 年 5 月 24 日時点の公式公開資料に基づきます。最新情報は必ずMicrosoft Learn の認定一覧 をご確認ください。
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