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全 15 章・図 93 枚・付録つき・登録不要・無料

AWS SAA 教科書

AWS Solutions Architect - Associate の出題範囲を、仕組みの説明として通します。 機能の一覧ではなく「なぜそれが要るのか」から入り、図で構造を示し、試験でどう問われるかを分けて書いています。

出題範囲は公式の試験ガイド「SAA-C03 Exam Guide Version 1.1」。2026-10-04 に公式 PDF を取得し、4 分野・14 タスクステートメント・範囲内サービス 130 個を機械で抜き出しています。

前提

第 1 部 セキュアなアーキテクチャの設計 30%

セキュアなアーキテクチャの設計の全体像。この部で扱う章の関係を示した図

4 分野の中で最も配点が大きい。並びには意味があって、誰が入れるか(第 1 章)→ どこを通すか(第 2 章)→ 中身をどう守るか(第 3 章)の順に、外側から内側へ降りていく。この 3 層はそれぞれ別の仕組みで、1 つを厚くしても他を補えない。

この部の勘所

  • IAM は「誰が」、セキュリティグループは「どこから」、KMS は「読めるか」。層が違うので、設問が「アクセスできない」と言ったらどの層の話かを先に見分ける
  • AWS は既定で拒否。 明示的な許可が無ければ通らない。ただし明示的な拒否(Deny)はどんな許可よりも強い
  • 責任共有モデルの境目がそのまま設問になる。「AWS がやること」と「利用者がやること」を取り違える選択肢が必ず混ざる
  • ネットワークの 2 枚の門を区別する。セキュリティグループはステートフルで許可だけ、ネットワーク ACL はステートレスで拒否も書ける
  • 数字は少ない。IAM ポリシーの評価順序と、KMS キーのローテーション周期くらい

第 2 部 弾力性に優れたアーキテクチャの設計 26%

弾力性に優れたアーキテクチャの設計の全体像。この部で扱う章の関係を示した図

章は 2 つしかないが配点は 26% ある。1 章あたりの重みが最も大きい部だ。第 4 章は「増やせるようにする」、第 5 章は「壊れても続ける」。似ているが目的が違う。増やせる設計は必ずしも壊れに強くないし、逆もある。

この部の勘所

  • 疎結合の正体はキューと通知。 直接呼び合うのをやめて間に置くと、片方が落ちても残りが生き、片方だけ増やせる
  • ステートレスにする。 セッションを自分の中に持つと増やせない。外(DynamoDB・ElastiCache)へ出す
  • 可用性は AZ をまたぐこと、耐障害性は単一障害点を消すこと。「マルチ AZ にした」だけでは単一障害点は消えない
  • DR は 4 つの型と RPO / RTO の組み合わせで決まる。バックアップ&リストア → パイロットライト → ウォームスタンバイ → アクティブ/アクティブ。速くなるほど高い
  • ヘルスチェックが無い構成は、壊れても切り替わらない。ロードバランサーと Route 53 のどちらで見ているかを区別する

第 3 部 高パフォーマンスなアーキテクチャの設計 24%

高パフォーマンスなアーキテクチャの設計の全体像。この部で扱う章の関係を示した図

章が 5 つあり、ストレージ・コンピューティング・データベース・ネットワーク・データ処理と領域ごとに分かれている。この部はほぼ「選択問題」だ。どのサービスが速いかではなく、与えられたアクセスパターンに合うのはどれかを問う。

この部の勘所

  • まずアクセスの形を読む。 読み中心か書き中心か、1 ファイルが大きいか小さいか、同時に何台から触るか。ここで答えがほぼ決まる
  • オブジェクト・ファイル・ブロックの違いは繰り返し出る。途中を書き換えるならブロック(EBS)、複数台で共有するならファイル(EFS)、置いて配るならオブジェクト(S3)
  • キャッシュを足せるかを常に考える。 ElastiCache・DAX・CloudFront。「読み取りが重い」と書かれていたら候補に入る
  • リードレプリカは読み取りの分散、マルチ AZ は可用性。 目的が違うので取り違えない
  • データ処理は役割で覚える。流す(Kinesis)・貯める(S3)・整える(Glue)・問い合わせる(Athena)・見せる(QuickSight)

第 4 部 コストを最適化したアーキテクチャの設計 20%

コストを最適化したアーキテクチャの設計の全体像。この部で扱う章の関係を示した図

第 3 部と同じ 4 領域をもう一度、今度は値段の目で見る。同じサービスでも選ぶものが変わる。性能なら Provisioned IOPS、コストなら gp3 かスループット最適化 HDD、という具合だ。金額は覚えなくてよく、何に対して課金されるかの向きだけを覚える。

この部の勘所

  • データ転送は「出る」ときに課金される。 入るのは無料、同じ AZ 内は無料、AZ をまたぐと有料、リージョンから出ると最も高い。この向きが設問の軸になる
  • 使う前に買うと安い。 オンデマンド → Savings Plans / リザーブド → スポット。止まって困らない処理ならスポットが最安
  • 使っていないものを消す。 ライフサイクルで S3 を寒いクラスへ、EBS のスナップショットを整理、アタッチしていない Elastic IP を外す
  • NAT ゲートウェイと VPC エンドポイントはコスト問題の定番。S3 への通信を NAT 経由にすると出口課金、ゲートウェイエンドポイントなら無料
  • コスト管理の道具は役割で覚える。見る(Cost Explorer)・知らせる(Budgets)・明細(Cost and Usage Report)・配賦(コスト割り当てタグ)

問題を解く

読んだ範囲を問題で確かめられます。練習 3 セットと模擬試験 1 回は登録なしで解けます。

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